梅雨の声も聞こえる中、ジャガイモ堀りの計画をしましたが、まぶしいほど太陽が輝き園児たちは、勇んで畑令和元年生まれのジャガイモに向かいました。
畑には毎年お世話になっている鈴木正様が待っていて下さいました。子ども達が収穫しやすいようにと畝の中からジャガイモが少し顔を出す程度にスコップで掘り起こしていて下さいました。鈴木様のお話しでは「今年のジャガイモはねー、育つ前に葉が枯れてしまったんだ。だからあまり大きいジャガイモが出来なかったんだ」と語りだしました。残念そうな鈴木様の表情でした。園児のために何本も畝を作って、たくさんのジャガイモを植えて下さり、育てていく間には、何回も草を刈り、手を加えていただいたことと思います。
園児たちが、長ぐつを履いて軍手をはめて畑に行くことができるだけでも、大きな経験になります。畑まるごと貸し切り状態でジャガイモを掘らせていただけることは感謝につきません。例年よりも小さなかわいいジャガイモでも、子ども達にとっては大切な思い出のひとつになりました。
作物はお天気によって育ち方が変化します。寒かったり、雨が多かったり、急に暑くなったりと作物にとっては、異常気象はつらいものなのでしょう。しかし、子ども達が土から学べることはたくさんあります。これからも貴重な経験を子ども達にさせてあげられたらと願っております。
となりの畑には次回の収穫のためのサツマイモの苗が植えられていました。四季の変化とともに収穫の楽しみがあることは仕合せなことです。
鈴木様に厚く御礼申し上げます。
子ども達が喜んでお土産を持って帰ったと思いますが、今日の食卓ではジャガイモのお話しに花が咲いていることでしょう。